韓国料理のサムゲタン 圧力鍋を使った料理
韓国料理 サムゲタンサムゲタン(参鶏湯)は、韓国の代表的なスープのひとつです。
蔘がにんじん(高麗人参)、鷄がにわとり、湯がスープを意味します。
若鶏、もしくは丸ごとの鶏の腹を割いて内臓を出し、もち米と高麗人参、干しナツメ、松の実、ニンニクなど薬膳料理の食材を詰めて、水から2〜3時間じっくり煮込みます。
とりがらや旨味調味料、ネギ、大根、固形スープ、醤油や味噌など、味を付けるものは使いません。
ごく薄い味付けのため、別に用意された食塩やキムチ、コチュジャンなどを使って自分で味を整えて食べます。
飲食店では煮込みに用いた石の器などに入った状態の熱いままで提供されます。
よく煮込まれているため、スプーンだけで食べることが出来るぐらいに肉がほぐれます。
余計な材料を使わずシンプルに作らねばなりませんが、米飯や麺などその他の食材を加えてさらに新しいメニューに応用が出来る基本料理でもあります。
サムゲタンは韓国の宮廷料理が発祥であり、医食同源で考案された薬膳料理です。
サムゲタンに入れる高麗人参は、古来より「万能の生薬・不老長寿の霊薬」として珍重されてきました。
ナツメは鉄分とカルシウムが豊富で、弱った内臓を回復させる効果があります。
そしてスタミナと食欲を増してくれるニンニクが加わり、じっくり煮込まれることで美味しさがスープにとけ込みます。
暑さで消耗されるタンパク質やビタミンなどを十分摂取することが出来ることから、疲労回復・夏バテ防止に効果があるとされています。
韓国では暑さ(熱さ)を避けるのではなく、「以熱治熱(熱を以て熱を制す)」の知恵で暑い夏を乗り切っているのです。
また、風邪などにも適しており、栄養価が高いので病中・病後の滋養食としても効果的です。
寒い季節にはピッタリの料理ではありますが、専門店では一年中食べることが出来ます。